20100817 086


犬を飼う。
それは、命ある、そして
意思と感情もある
種族は違えども家族の一員を
新たに迎え入れるということ。

そして何があっても最期まで
愛情を注ぎ、
家族であり続けること。

あの寂し気な売れ残りヨーキーが
とてもとても気になってはいるが
まだ簡単に決めてはなりません。
犬は通常なら10年以上生きる動物。
本当にこの子でいいのか。
じっくり考えてから決断すべきだと
いうことで、その日は一旦帰りました。

しかし…あれから他にも
色んな犬を見て回ったのですが
私たち夫婦にとって、初めてのわんこ。
私的にはまさかのヨークシャーテリアです。
もう成犬の毛色をしているこの子は
長い間、買い手がつかずに
ショーケースの中で
何を見て、何を思いながら
過ごしてきたのだろう。
それを想像すると、なんだか切ない。


それから一週間後。
私たち夫婦は、もう一度
あのヨーキーがいるペットショップへ行った。
もうほぼ決まっていた。
この子にしようか、と。

店員さんにヨーキーを抱っこさせてもらった。
あまり人慣れしておらず、抱っこを嫌がるらしい。
たしかに怖がっているのが分かった。
前足を突っ張り、顔をそむけるが
私たちは全く不快ではなかった。
この子をより愛情かけて、甘えん坊に
してやりたくて仕方なかった。

どうやらこの子、もともと
関西のペットショップから
神奈川にあるこのショップへ来たらしい。
店の方針として、他店で売れ残った子らを
引き受けているみたいで、この子の他に
大きく成長したスタンダードプードル、
ジャックラッセルテリアもいた。


犬を購入する契約の為、書類に記載する。
犬種、生まれた場所、日付、性別。
そして先天的疾患の有無について。
この子は仔犬の頃の乳歯が抜けきれずに
二枚歯になっていることと
後ろ足関節がややゆるいということが
書かれていた。


それら項目にすべて
了承する、の意味のチェックを入れて
契約完了。


血統書とワクチン証明書と、
「これから犬を飼う為にすべきこと」
が載っている冊子を渡された。


ケージ、トイレ、ペットシーツ、
ペットベッド、食器類は前もって買っておいた。
その他の用品をついでに買っておく。
首輪、リード、フード、おやつ、おもちゃ、
トリミング犬で、毛質が細くもつれやすいので
グルーミングブラシと、ステンレス製のコーム。
トイレに慣れるまで粗相もあるだろうから
消臭スプレーも買おう。


そして環境変化による体調トラブルに備えて
高栄養のペーストも買っておいた。
そして、連れ帰るためのキャリーバッグ。
うーん、だいたいこれくらいあればいいかな。


長い間売れ残っていたこの子は
店員さんたちにも可愛がられていたようで
キャリーに入れられるその時に
不思議そうに、そして不安げに
店員さんの顔を見ていた。


大好きなお姉さんから引き離す形になってごめんね。
でも、これからは私たちがあなたの親になります。
もしあなたに何かあっても、絶対に手離したりしません。
責任もって愛情を注ぎます。最後の最期まで。


キャリーに入れられ、犬は店から外へ出る。
そこからは見たこともない世界で
自分がどうなるのか知る由もない。
私の家に向かうタクシーの中、
きっと不安で怖くてたまらなかっただろうな。


キャリーの中でも静かだった犬は、
帰宅して早速、用意したケージに移しても
やっぱり、とても静かで慣れない場所の不安から
あまり動かずにジッとしていた。
うん、そりゃあ怖いよな。
でもそのうち、ここが安全だって分かるよ。
さあ、犬との生活が始まるぞ。


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